10月の連休を使って3泊4日というスケジュールで北海道へ遊びに行ってまいりました。
今年の夏はいろいろあってパーっと遊びに行ける感じではなかったので、妻にお願い頼む!をしてなんとか。感謝です!
当日、余裕を持って羽田空港に行って一杯。いつも思うが出発前に呑む希望の一杯こそが、旅行の醍醐味。このために旅行に行ってるのかも。
今回の旅行のおともは、奥田英郎の『野球の国』。読み始めたら作品の羽田空港からエッセイはスタートする。幸先が良い予感。
1時間強のフライトで北海道へ。飛行機は自分の体が雲の上にいるという感覚がどうしても馴染めなくて苦手なのだが、 実際には早くて便利。墜落事故がなくなれば最高なのだが。
空港につき札幌駅へ。
そそくさと今夜の宿のビジネスホテルへ向かう。
思っていたよりもデコデコしいというか、原宿にあるパンケーキ屋さんみたいなロビー。自分には合わないが、明るくて清潔感があって悪くなかったです。
ホテルの前の川には錦鯉が泳いでいた。水もキレイ。都会なのに不思議だった。東京もがんばればこんな感じなるのだろうか。
友達が到着するまでススキノあたりを散策。人が多い。看板がバカバカしくなるほどでかくて光ってる。気分が高揚した。
友達と合流して一軒目のお刺身居酒屋瑠玖という居酒屋へ。
入ると同じぐらいの歳のお兄さんに席を詰めてもらってカウンターへ座る。ありがとうございます。店内はほぼ満席、物がほどよく散乱していて落ち着く。
お通しは、セルサービス。サラダと簡単なつまみを自分でよそる。あら汁は無料でお代わりし放題。ありがたい。
ビールで久しぶりにじっくり遊ぶ友達と乾杯。グビ、うまい。
適当にお刺身の三点盛りを注文。まぐろの切り身がでかい。手の甲ぐらいある。どれどれと食べてみる。美味しいです。
さっくり済まして二軒目へ。繁華街のビルを階段を地下へ降りていって、一路というお店です。
お酒を注文。お通しに鮭の白子が出てくる。はじめて食べる。しっかり茹でいて生臭さがなくてうまい。女将さんが気合いが入ってそうな方でカッコ良かった。
三軒目はあんぽんという炉端焼き屋に行きました。
店内に入ると、北の農民の小屋のような内装、わらじが飾ってあり、真ん中には囲炉裏がある。そして客は自分たちのみ。スナックのママのような店主。少しビビった。
水槽に入っている牡蠣を注文。焼いてる間に日本酒を注文。ぐいぐい行くと緊張がとけてきた。
牡蠣を食べる。うまい。明らかに活きが良い味だ。
気分を良くして日本酒をまたガブガブ飲みはじめる。ガラスケースに入っている金目が気になる。時価ですが、えいや!と注文。これがうまい。
こんぶ焼酎ってのものを注文。はじめから塩っけがある。これだけでずっと呑めそう。そのあともにしんのぬか漬けやなんかの外綿。どれで強い味でした。
酔ってきました。店名の由来たママの身の上話を聞きながら、火を見つめる。贅沢してる感じです。
お会計をしたところ、20000円越え。高い、まぁしょうがないと…。
そのあと適当な居酒屋へ。飲み放題が安すぎる。
適当に飲み、プレシャスホールへ。老舗のクラブでずっと行きたかった場所。しかもフランソワKが回してるとかで気分はハイに…なりすぎたのかここから記憶は曖昧。気づいたら朝でした。友達に起こされクラブから出る。ここで多分サンプリングラヴの帽子を失くす。切ない。
2日目、起きたらもうダメでした。チェックアウトギリギリまで、体調を整える。外に出ても全然ダメで、中島公園の芝生で寝る。子供が「ねえ、おじさんが寝てるよ」と言われる。はい。訳があって寝てます。
少し体調が良くなったので、次のホテルへ向かう。ホテルの裏が何かしらの宗教団体に貸してるらしく、不気味でした。ロビーも昨日のホテルと比べると暗い感じ。チェックインを済ませて部屋に入ってみる。思ったよりも普通でした。良かった。
夕方前に友達に謝罪となんとか外に出れると連絡を入れて合流。ジンギスカンの老舗だるまに入る。店内は煙と獣臭に充ちている。壁はどこもベタベタでした。
ジンギスカンを注文すると、素早い動きでおばさん達が作業。はいースミ!はいー鍋!はいー玉ねぎ!はいー肉!カッコいい!活気があふれてて気分が上がってきた。
でもまだダメージがあるのでウーロン茶にしときました。友達はビール。付き合えなくてごめんね。
横にお姉さんが、つけ麺みたいに肉のタレにお茶を入れてて、真似てみる。うまいかわからないけど、こういうのは楽しいと思った。
店を出たあと、狸小路商店街をぶらつく。レコード屋を見つけて入ってみる。高いのは高いが安いのはすごーく安い。
八神純子や山下達郎を東京の価格の5/1ぐらいの価格で購入しました。うれしいな。
その後、友達を札幌駅まで送り(友達は1泊2日)、また呑もうと誓う。というか忙しいスケジュールの中、時間作ってくれてありがとう。感謝です。
ホテルに帰りがてら街を散策。かっこいいネオン管を見つける。
24時間やっているサンドイッチ屋なんてのも見つけて入ってみる。
明るい店内にサンドイッチの羅列。奥には必死にサンドイッチを量産する店員さん。気分が上がりサンドイッチを2つ購入してホテルに帰る。深夜になると小腹が空いたのでスープカレー屋へ。味は普通でした。提供時間が遅くて少し残念。
3日目、まずは昨日買ったサンドイッチを食べる。
うまい。手作りの味だ。コンビニとのはひとあじ違う感じがする。
そのあと円山公園に向かう。広くて気持ちが良いです。リスなんかもいてニコニコしてしまった。公園内の神社に行きお参りする。家族の健康のことなどお願いさせていただく。これまた定番過ぎるお願いで気持ちがいい。
昨日見回れなかった袋小路商店街に行く。札幌のソウルフードらしいみよしので入る。狭く歪な席に座り、カレーに餃子がのっている歪な食べ物を注文しました。
これはアリとうか昨日食べたスープカレーよりもうまい。というか好み。振りかぶってない感じが庶民的でいいです。
嬉しい気持ちで店の外に出る。GEOを見つけたので、最近話題のアレがないか入ってみる。
あった。札幌マジックです。
そのあと「水曜どうでしょう」のあの公園へ向かう。
ここだここという印象。ほかにも「どうでしょう」が好きそうなカップルや夫婦みたいな人がいて、「あのときミスターが」なんて会話が聞こえてきて、微笑ましく香ばしい気持ちになりました。
疲れたのでどこにでもあるようなマッサージ店へ入る。身長170後半、腕が太くい初老のおじさんにマッサージをしてもらう。強かったので、ちょっと力を弱めてもらった。気持ちがいい。60分しっかりやってもらって3000円。多分安い。満足です!
その後、ホテルで酒飲みつつ、今回の旅行のお目当て、PUNPEEのリリースツアーに気分を高める。
向かうとライブハウスには長い列。人気がうかがえる。
ライブは本当に最高でした。踊りながら、うおー!いえー!とか10回以上を叫んでしまった。その他感想は下記の通り。
PUNPEEのライブ終わった!カッコよかったっす!おじさんにもニヤリするトラック使いの数々とちゃんとオリジナルは若い人に届いて最高でした。
— ishizukakei (@sdmmm) 2017年10月9日
あとPUNPEEのライブでアルバムのタイトルはチャップリンのモダンタイムスが元ネタらしくそのときの作品の説明が熱量高くてニヤニヤしてしまった。
— ishizukakei (@sdmmm) 2017年10月9日
程よい高揚感のまま、寿司屋に突入しました。店の名前は忘れました。
とりあえず盛り合わせを頼もうと…この前ラジオで盛り合わせは最も高い物を注文すると結果的にお得なんて情報を仕入れたので、もっとも高いのと…4600円か。それならギリギリかなと注文。
うまい。スーパーでよく買う500円の盛り合わせと違う。というかネタが豪華だ。
店主も「どこから来たの?」とか話しかけてくれて嬉しい。友達が帰ってからちょっと人寂しかったから。いろいろオマケもしてくれて、タコの卵?あれは珍味で美味でした。満足満足とニコニコでホテルに帰る。
4日目、最後に絶対行きたかったモレエ沼公園へ電車とバスを乗り継いで向かう。
広くて雄大、でかいオブジェがカッコいい、山の上から景色も最高。
ミニマルな景色の中、地元の犬の散歩してるおじさんなんかもいて、ちょっとシュールな感じ。良い公園だ。
イサムノグチさんの功績は詳しく知らないけど、こんな良い公園を作れるのだから最高なデザイナーのはずだ。
そんな気持ちで空港へ向かう。空港内で今回の旅行で食べていなかった札幌らーめんを食べる。麺がほぐれていなかったけどお構いなし、味はうまい。
満足して帰路につきました。