めんどくさいオジサン

めんどくさいと言いながらいろいろやる趣味ブログ。最近は音楽制作とキャンプ。

2014年上半期でおすすめの漫画をまとめてみた

f:id:sdmmm:20140629180007j:plain

もうすぐ7月ですね。

今年もすでに折り返しのところまで来ました。まぁ、1年はあっと言うまなわけで、ボケ~っとして夏を過ごしてたら、秋になったなりちょっと肌寒くなった瞬間、もう師走だったりします。

そんなわけで、2014年の上半期、読んだ漫画で面白かったものを、ちょっとまとめてみようかと思いました!

ちーちゃんはちょっと足りない - 阿部 共実

 「空が灰色だから」で憧れ、嫉妬や高揚など思春期のモヤモヤした感情や行動を見事にギャグっぽく、ときにはシリアスに描いた阿部共実先生の次回作は、あたまが足りない?フワフワしたちーちゃんの日常漫画。

地方都市に暮らすちーちゃんとその友達の何気ない生活の1シーンを引きのショットで描き、その瞬間瞬間がかけがえのないものに感じる。よつばとをやりたいのかな~と1巻前半では思った。

しかし、後半はシリアスな展開になっていく。郊外や学校いう空間での閉塞感、昔を思い出してうわ~となる漫画や映画など最近増えて来ているような気がするが、そこに経済的な話を盛り込んでくる。

500円のリボンが変えないあの子の泣きのシーン本当に辛いんです。もうね本当にいろいろ足りていないんですよ。欲しいのに絶対的に手に入れることができない辛さ、この絵のタッチでは考えられない鬼畜さがあります。読んでいると少し辛くなるけど、すごい作品だと思う。

野武士のグルメ - 久住昌之 ,土山しげる

漫画版 野武士のグルメ

漫画版 野武士のグルメ

 

 「孤独のグルメ」の久住昌之先生の新作です。

 孤独のグルメ同様、おじさんが街をぶらつき、うまそうな店を見つけ、うまそうなものを食べるという漫画。ただ、 孤独のグルメと違う点は、「野武士のグルメ」の主人公は、下戸ではない点。酒飲みの自分としては、孤独のグルメよりも共感度が高い。

また、定年後の男性が主人公なので、孤独のグルメの五郎ちゃんよりも酸いも甘いもいろいろな経験をつんだせいか、自分を笑う主観があったりして、滑稽に描かれている。ラーメン屋のチョイスをミスった話は、かなりおもしろかった。

僕だけがいない街 - 三部 けい

昨年から今年にかけて、注目が高まってきて、 漫画大賞2014の2位に選ばれた「僕だけがいない街」ですが、これは誰にでもおすすめできる作品だと思います。

まず、サスペンスとしてちゃんとスリリングで、またタイムリープものとしてもちゃんと面白い。

過去タイムリープ作品はたくさんあり、例えば、「バラフライエフェクト」「シュタインズゲート」「魔法少女まどかマギカ」などでは、大切な人を救いたいから何度もタイムリープする人達が描かれます。僕だけがいない街」でも同じフォーマットなのですが、ちょっと違う点は主人公の熱過ぎる点。熱血と言ってもいいと思います。主人公の心情がくどいぐらい文章で書かれていて、その内容がとても利に叶っているというか、まったく嘘っぽくなくて、どんどん主人公に感情移入していくようになれます。

サスペンスとして面白い。しかも熱血漫画という作品って珍しいですよね!そこがこの作品の魅力になっているかと思います。

塾生★碇石くん - 荒木光

塾生★碇石くん(1) (ヤングマガジンコミックス)

塾生★碇石くん(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 とにかくいい顔している奴らがひたすら出てくる漫画です。韓国のノアール系の映画が好きな人にお勧めです。

宇宙飛行士を目指す元ヤンキーの主人公が、ヤンキーの(友達)しがらみに巻き込まれ、なかなか勉強に本腰を入れることができない、その葛藤をコメディタッチに描かれた「ヤンキー塾へ行く」(ラストが最高)。それからの話が「塾生★碇石くん」。「ヤンキー塾へ行く」と比べると、喧嘩のシーンがあまりなく、どう人と向き合っていくのか?そんなことが描かれている。主人公が、ちょっと高校生なのに成熟しすぎて、良いことを言いすぎな気がするけど…「ヤンキー塾へ行く」で本当にいい奴ということは、描かれていて大好きになってしまったので、もう全然ゆるせます。

「ヤンキー塾へ行く」を読んでから「塾生★碇石くん」を読むのがおすすめです。

漫画 じゅんぼくん 朝 - 神保賢志

f:id:sdmmm:20140531182755j:plain

コミティアで表紙買いをした漫画。神保賢志さんはイラストやキャラクターデザインをしているクリエーターさんみたいです。

内容は、一言で言ってしまえばシュールなギャグ漫画で、何がすごいのかよくわかりませんが、とにかく本当に笑わせてもらいました。特に、最初の「OL西遊記」と最後の「ポコえもん」が架空の映画の予告になっているのですが、そこがもう…ヤバイです!

 

 

こんな感じです。

今年は、惡の華、アゲイン!! 、神のみぞ知るセカイ星屑ニーナなど数年間にかけて追いかけてきた漫画が終わってしまったのですが、こうまた新たに面白い漫画が出てくるので、まぁ安心ですね。こんな感じで年末あたり、2014年の漫画についてまた書いてみたいと思っています。