先日、タクシードライバーという地酒を呑んだ。
ラベルを見てのとおり、マーティン・スコセッシ監督の映画「タクシードライバー」からきている地酒だ。ロバート・デニーロの顔がプリントされ、昔の映画ポスターのようなラベルデザイン。映画秘法の高橋ヨシキがデザインしたらしい。
タクシードライバーができる過程は、「実在ゲキウマ地酒日記」という漫画で語られているので是非是非、手にとってもらいたいです。
このタクシードライバーがラベルの印象とは違って、とても美味しいお酒だった。米の味が濃厚だけど程よい酸味でキレがある。ついつい…一時間ぐらいでほとんど飲んでしまった。
酔った頭で、テレビをぼんやり眺めていると、建設途中の家を連続で放火した犯人が詰まったニュースが飛び込んできた。犯人は「ムシャクシャしてたからやった」と語っているそう。このニュースを見てなんだかな~と思った。
ここんところは、選挙が近づいているのでテレビやラジオなどで、政治のニュースがたくさん目にしたり耳にする。そこでアベノミクスってのが、企業にお金を流せばいずれ庶民にはお金が潤滑するという政策だったとのこと。格差が広がっている原因だとさ。
マクロからミクロってのうのでしょうかね…まぁ正直経済ってのはもう全然わからないってわけだから、実際のアベノミクスってのが良いのか悪いのか、まったくわからなかったりする。
でもさ、お金持ちがまずはじめに優遇ってのが気にいらないし、どんどん弱者に優しくない社会になってきてんじゃないかなぁ~と思ったりする。生活は良くなっていきそうな気配も感じないし、都合悪いことは教えてくれない。なんだか馬鹿にされている気分。閉塞感もやばいし。
なんでもいいからガス抜きたらんよ。もっとガス抜いてくれ~!
ルサンチマンを溜め込んだ人達が、今回の放火のような事件がどんどん起こってきそうでちょっと怖い。映画タクシードライバーのトラヴィスのような人が現れて大きな事件を起こしても不思議じゃないな…と不安になってしまったよ。
とまぁ…そんなしょぼくれてても、酒がまずくなっちゃうから、気分を変えるために冷蔵庫から冷凍のから揚げをチンしてそれをつまみ(合わないけど酔ってるからまぁいいか)に、残りのタクシードライバーを飲み干した。
自分にはとりあえず、社会を良くする方法として、小さな酒蔵の酒をひいきして飲むことぐらいしか見つからないです。という理由をつけてこれからもガンガン酒が飲めるぞ!!