めんどくさいオジサン

めんどくさいと言いながらいろいろやる趣味ブログ。最近は音楽制作とキャンプ。

2015年 この半年で面白かった漫画をまとめてみました!

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6月最終日、今年も半年が過ぎようとしていますね。

先日、会社の人とこんなこと話していました。

「1年なんてあっという間だね~」
「年々、時間の経過が早く感じるね~」

などなど。

その理由として、時間は相対的だから時間が早く感じるということを教えてもらいました。

例えば、1歳児の一日は、365日のなかでの1日で、30歳の一日は、10950日の1日。
体感的には、1日の長さが変わるということで、実際どうだかわかりませんが、へぇ~!なんて思った次第です。

調べたら、ジャネーの法則というみたいですね。

そんな会社での朝礼のスピーチで使えそうな小話は置いといて、この半年間で発売され読んだ漫画の中で、おもしろかったものをゆるく紹介したいと思います!

波よ聞いてくれ

波よ聞いてくれ(1)

波よ聞いてくれ(1)

 

 

鼓田(こだ)ミナレ、20代独身。札幌在住、スープカレー屋勤務。
ひょんなことからギョーカイ人の中年男性にダマされ、ワケも分からずラジオDJデビュー。カレー界とラジオ界の覇道を歩むべく奮闘はしないが、真の愛と幸せと享楽を求めてオンナは戦い続ける、に違いない。
さあさあさあ、波よ聞いてくれ!!!

アフタヌーン公式サイトから引用

 

無限の住人』や『ハルシオンランチ』で有名な沙村広明先生の新作です。
圧倒的な画力はいつもながら最高なのですが、沙村広明先生作品の中では、現実味があるのが良いです。
時代背景が現在でSF設定もなし。ラジオ業界が舞台のまっすぐなコメディー漫画。
これがもともと力のあった沙村広明先生だからこそまっとうに面白い。
沙村広明先生の作品の中では、『おひっこし』が好きなのですが、その系統の作品だと思います。

また、主人公が酒乱でサバサバした女性で、こんな人が職場にいたら、面白いんだろうな~とか思ったり。

鼻紙写楽

鼻紙写楽 (ビッグコミックススペシャル)

鼻紙写楽 (ビッグコミックススペシャル)

 

 

物語は、江戸期・田沼の時代。町方役人の次男坊・勝十郎は長じて、座頭・五代目市川団十郎らの下で芝居小屋・中村座囃子方「笛吹き勝」となって下働きをしていた。しかし、同心の兄・一馬が殺され、勝十郎は再び武士に戻り見習い同心に。時を同じくして江戸市中に連続幼女殺しが起き…

小学館コミック公式サイトから引用

 

ウィークエンドシャッフルの『2015年 春の推薦図書特集』で、紹介されていたので読んでみました。この作品の著者である一ノ関圭先生は、最も絵がうまい漫画家とか呼ばれているみたいなんだけど、今作がデビューから40年で3作目の単行本という変わったキャリアの人みたいです。
実際に読んでみると、画力は評判の通りすごいのと、原恵一監督の映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』のような、実際に江戸時代の人がどんな生活をしているのかが想像できるような世界観の造りこみが凄まじいです。多分相当、江戸時代の研究をしてらっしゃうのだと思います。

ただ、演出に違和感があって、単行本では時間軸でお話が進むのだが、お話の発表順ではそうではなかったみたいです。

お話の発表順で読むのをおすすめします!

ダンジョン飯

 

ダンジョンの奥深くでドラゴンに挑むも、妹を丸呑みにされてしまい、脱出魔法によって金や食料も失った冒険者・ライオス一行。妹が完全に消化される前に一刻も早く救出するため、食料をダンジョン内で自給自足で調達しながらドラゴンの討伐を目指す。スライム、バジリスクミミック、襲い来る凶暴なモンスターを倒し食べながらダンジョンを踏破する旅が始まる。

wikipediaから引用


『ひきだしにテラリウム』をふくめた数々の短編集を出版し、どれもおもしろい九井諒子先生初の長編です。

剣と魔法のRPG的な世界で、冒険に行ったら何を食べているんだろう?薬草じゃお腹いっぱいにならないよね。ポーションはお腹満たされるの?しかし、実際はモンスターを食べているんだよ…

という突飛な設定だが、これが良く考えられていて、納得感がある。
スライムやミミックなんて、普通に考えたら絶対に美味しく感じないはずないものなのだが…美味しく感じさせるロジックがすごくて、読んでいると普通のグルメ漫画のようにお腹が空いてしまうのだからすごい。

ピコピコ少年SUPER

ピコピコ少年SUPER

ピコピコ少年SUPER

 

 

あの頃、ゲームが宝石に見えた・・・! 全国のゲーマーが泣いた名作『ピコピコ少年』、『TURBO』に続く待望の新シリーズ登場!!  いったいなぜ、ここまでゲームをやりつつづけるのか・・・?

ぽこぽこ参照

 

アニメ化が決まっていた『ハイスコアガール』が、出版社とゲーム会社とのトラブルによって休載中の押切蓮介先生。
自分としても、その『ハイスコアガール』が自分も思春期だったゲーム業界がまだワクワクした時代背景と淡いラブコメ要素があいまって、大好きな作品だったためとても残念だと思っていた。
そんな押切蓮介先生が、沈黙を破って出版したのが、『ピコピコ』シリーズの最新作。
毎回同様、昔を思い出して、ノスタルジーな想いに浸りながら、ゆるいギャグにニヤニヤしてしまうのだが、今作では特にゴムボートを買って、用水路を探検するエピソードが最高である。

普段をつまらない街も見方を変えれば、いくらだって面白くなる。

そんな感覚を思い出されてくれたエピソードです。

 

 


以上、この半年間で発売され読んだ漫画の中でおもしろかった作品でした。
後半戦も、まだまだ楽しみですな~。

ちなみに自分は、酒場に行くとき一冊の漫画を持込み、ホッピーなど呑みながら、やきとりを頬張り、漫画をゆっく~り読む時間が、愛しい時間だったりします。なんだかより漫画の世界に浸れるような。
みなさんも是非ためしてみてくださいませ。