めんどくさいオジサン

めんどくさいと言いながらいろいろやる趣味ブログ。最近は音楽制作とキャンプ。

エルデンリングの世界で一人旅

ネットを見てたらPS5が欲しくなり、Twitterで「ヨドバシ PS5 入荷」と検索して続けて、欲しいなー欲しいなーとぼやいていたら妻が平日に買ってきてくれた。(感謝)

同じタイミングで、自分が見聞きするメディアでは「エルデンリングというゲームがいよいよ出る、エルデンリングが面白いぞ」と連呼されていたので、気になりググったビジュアルが剣と魔法の世界でそそるものがなく(拳銃の世界の方が好き)、また死にゲーという難しいジャンルのゲームらしいので自分には関係がない。下手だし。敬遠しようと思った。

だが、槍が刺さったガリガリの巨人や、手がいくつもある怪人など、おどろおどろしいビジュアルが気になり、先行プレイ動画を見て、買っちゃうかと手を出した。

 

ゲームのやった感覚としては、とにかくユーザーを突き放している。

説明がないし、物語が入ってこない。いきなり強いボスと戦わせるし、その辺も雑魚的も気を抜いているとやられて「YOU DIED」。しかしやっていくと色々なことに気づかせてくれる。逃げるという選択肢はありなのかとか、こうすれば効率が良いのかなど。これ気づきが嬉しい。

仕事でUIデザインをしていて常に使いやすさのことばかり考えているので、こういう全然違う視点に立ったゲームデザインというものに憧れる。

仕事で「ここはエルデンリングを参考に少しユーザーに対して突き放したUI設計にしてみました」なんて言ってみたい。

 

話は少し脱線したが、毎晩仕事を終えて、子どもが寝た後、こっそりとPS5を立ち上げ、殺伐とした世界を剣と盾を持って旅をする体験は最高だった。とりあえず祝杯と言う焚火を一人で囲み、ゆらゆら揺れる火を見ながら、一杯…ウィスキーを口に含むようにここは冷静に水を飲む(難しいので酔ってたらやられる)。そして、手に入れた武器を吟味し明日の戦略を考える。

強敵を前にして、何度も何度も死んでは挑む。そして倒した時は脳が痺れるほどの達成感と程よい疲労感。やったーと小さな声で誰もいないリビングで一人呟く。こんな達成感をここ数年は仕事でもプレイベートでも味わってないなと思う。少し大丈夫なのか…自分の世界と寂しく感じる。

そして、親しくしていたNPCと別れを告げたあと、建物から出た後の星空がとても綺麗で印象的だった。もうすぐこの旅は終わりか…と刹那的な感情に浸る。(ラニイベントのラスト演出は凄かった)

ゲームクリアをした時は、死にゲーと言われたゲームをゲーム音痴を言われ続けてきた自分がクリアしたという事実が嬉しかった。

 

フロムソフトウェアにはいい旅させてもらった。