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イシズカケイのめんどくさいオジサン

HIPHOPと漫画とお酒が好きな、中年のブログ。

「風立ちぬ」を見て「人生の賞味期限」について考えていたら「うおー!!!」となった

アニメ 映画
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先日、宮崎駿の「風立ちぬ」がテレビでやっていて、見返した。(正確には、放映時間には間に合わなくて、DVDをレンタルして見た)

一度目見たときは、ぼやーとした印象で、面白はない…けど心には残る作品だと感じていた。そのあとのモヤモヤした気持ちを解消したく、いろいろな人の感想を読んだりした。

その結果、いろいろなるほど~と思い見返したわけだが、ぼやーっとした印象はなくなっていた。そして改めてこの「風立ちぬ」が好きな映画となった。

どこが良いのかと言うと、宮崎駿の揺れている部分が反映されていて、とても人間臭い映画になっているからです。

戦争とエンジニア問題

上記であげた町山さんの感想であげられているが、最先端を突っ走るエンジニアの開発した技術は、どうしても軍事に使われてしまう問題。

堀越二郎が、ただただ好きで作っていた飛行機。予算を出すのは軍。そして戦争の使われてしまう。原爆をつくったオッペンハイマーだって、戦争を反対していたみたいです。

映画では堀越二郎も、戦争にはまったく興味がない人物として描かれている。深夜、飛行機の開発者が集まって軽量化について討論するシーンで、機関銃がなければこの設計でいけるんですけどね…と皮肉を言うシーンが最高。

ただただ、まだ世の中にない技術や、ものづくりが純粋に好きな人達がつくり出した物が、戦争に…というジレンマ。

google傘下の会社が開発している、愛らしい犬型ロボット「Spot」も、開発者はただただ楽しくつくっているかもしれないけど、軍事利用の可能性とかもありそうでつらい。

そんなエンジニアの抱える矛盾と、戦争反対!なのだが、兵器が好きな宮崎駿の矛盾。この二つの矛盾を多分、天然で表現したのが「風立ちぬ」とのこと。これは味わい深くなる要素の一つですね。

そして、宮崎駿みたいな人生経験が豊富で、超立派なクリエイターでも、揺れてまくっていて、いろいろモヤモヤしているのかなと思うと、普段からいろいろブレブレだったりする自分はとても救われた気持ちになるのです。

クリエイターの賞味期限

映画の中で、明言めいたことばかり言う、カプローニが下記のような台詞を言う。

創造的人生の持ち時間は10年だ。芸術家も設計家も同じだ。君の10年を力を尽くして生きなさい

これがなんとも重い言葉だけどとても背筋がのびる。

作中での堀越二郎は、一生をかけて一台の飛行機しか作れていない。

宮崎駿は「風立ちぬ」が最後の長編アニメだとすると、11作しか監督作品がない。

ちなみに年に1作品は上映してい?イメージのウディ・アレンでさえ「ブルージャスミン」で44作…って44作は多いかな。

とにかく、宮崎駿の中で、ずっと絵を描いていたらおじいさんになってしまった…みたいなところはあると思う。

ホント1秒も無駄にできねー!

熱いすぎて「うおー!!!」となったなるバクマンの主人公の台詞。まぁ1秒というか人生大半は無駄にしている自分ですが、少しは「うおー!!!」となったほうが良いと思った次第です。


上記の記事について、かなり納得してしまって…人生の賞味期限かぁ…と今後どうしていこうかしら…?と酒を飲みながら考え込んだりしましたが…とりあえず、今は答えはないです。とりあえず明日の仕事をがんばろうという気持ちですわ。

そんなことを思い起こされる「風立ちぬ」は、とても好きな映画です!!!っと今日は珍しく「うおー!!!」なエントリーでした。