めんどくさいオジサン

めんどくさいと言いながらいろいろやる趣味ブログ。最近は音楽制作とキャンプ。

黒過ぎるおでん - よしく(静岡)

先日、静岡に行ってきました。

途中、伊豆シャボテン公園に寄って、最近はまっているサボテンや多肉植物やだらだらしている動物を見たり、完成度が高すぎないゆるい雰囲気に和み、楽しすぎない感じが良い!と実感。

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そして、夜は静岡おでんを求めて、夜の街を少しぶらぶら。
青葉横丁という静岡おでんを出してくれるお店が密集されていた通りがあるということだったので、行ってみるととても良いバイブス。

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日曜日だったので、半分ぐらいお店が閉まっていて少し閑散としてた。それがまた地方の呑み屋街に来た感じ。思わずニヤニヤしちゃいました。

一軒目の入ったのが、『静岡おでんや おばちゃん』。比較的、新しくできたお店だったようで、チェーン店のような店内で安心して楽しめるお店でした。壁の張り紙に「青葉横丁で初の明瞭会計」と書いてあった、どうやら青葉横丁のお店は値段を提示していないお店が多いようだ。

まず、静岡割りってなんだ?と思って頼んだら緑茶ハイでした。

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はじめての静岡おでん。魚を削った粉をかけて食べるようです。うまい。

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店主だと思ったおじいさんが、店主の父親さんだったみたいです。程よい距離感で接客してくれて、リラックスして呑めました。

二軒目は、老舗が良いと一番提灯がボロい店に入ろうと通りを行ったり来たり。ちょうど同じボロい提灯のお店が二軒あったので、暖簾を見て古そうなお店へ。店名は『よしく 』。

店に入ると、乱雑な雰囲気。
「いらっしゃいませ~」というくたびれた店主は、すでに呑んでいるのか、呂律がまわっていない。
普段ならこういう空気感の楽しめるが、今日は妻がいるので、少しやっちゃったのでは…と恐る恐ると瓶ビールを注文。

おでん鍋を覗き込むと、汁が黒い。さっきのお店と全然違う黒さ。
そうしてると店主のおじさんが、スーパーに売っているような発泡スチロールの容器からゴソゴソと何かを出してきて「はい、お通しね」と。アジのお刺身にだった。これが予想に反して新鮮で美味しかった。妻も箸が進んでいて安心。ひとまず緊張がほどけてきた。
そのあと適当におでんを注文。黒くて見た目がなんだかわからないが、多分魚の練り物ような感じだったが味がすごく染みているし、はじっこのほう少し溶けている。大丈夫?っぐらい。大根は芯まで黒い。

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おでんをつまみながらぼーっテレビを眺める。店主のしょうもないユーモアに笑いながらあいのてを入れる。ビールを飲む。またテレビを眺める。

最高の時間。

会計を頼むと古いそろばんをはじき「○百万円ね(いくらか忘れた…)」と店主。「高いっすね!笑」とお金を払い店を出る。もう一軒はどう?と妻に言ったらお腹いっぱいとのこと。

今度は、お店が開いている週末に青葉横丁を行ってみたいと思いながら、帰路についた。


次の日、朝からおでんが食べられるという『まるしま』というお店があって行ってみたけど、ここも最高でした。

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お仏壇の鈴のような酒器 - マジュン(韓国 ソウル)

先月の三泊四日で韓国へ行ってきました。

目的は、たくさん食べること。あと、ヤン・イクチュン監督の『息もできない』に出てくるチャミスル(多分)で乾杯するシーンがあって、それに憧れに憧れていたので、チャミスルを場末の酒場で呑むこと。

一日目深夜、人がほどんどいない闇市のような道をビビりながら通り抜け、黄鶴洞ホルモン横丁という最高の通りで、チャミスルとコプチャを堪能し、その後もとにかくたくさん食べた。

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三日目の夜、ここまで落ち着いて呑むようなお店に行っていなかったので、韓国の酒場的なところを求めて、「韓国 酒場」などのキーワードでググってみたけど、それらしくお店は検索されず。

しかたなく、マッコリバーという紹介され方のお店に行ってみた。大通りからわき道に入り、路地から路地。小さなお店がポツポツあり、どうやら酒場的なお店がちょくちょくあるようだった。

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期待が高まり、お目当ての店に到着。少し奥まったところに扉があり、その上には真っ白の電光看板に『マジュン』という文字。シンプルでカッコイイと思った。

中に入ると、和風とちょっと違う木造の建物。韓国の歴史系の映画などに出てきそうな雰囲気。マッコリバーというか酒場じゃないか!とうれしくなり、メニューを見た。

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日本で聞いたことのない魚料理とチジミを注文。お酒はマッコリ界の仙人的な人が作ったというものを注文。

ワクワクしながら周りの席を見ると、すごい数のチャミスル空き瓶。会話もはずんでいてとても楽しそうだ。

まずお通しできたのが、大量のワカメ。いかにもワカメだったのですが美味しかった。

次に、マッコリが運ばれてきた。全然甘みがなく、酸味がある感じ。日本で呑んでいるマッコリをまったく別物という印象。酒器がお仏壇の鈴のような神々しい感じでした。重かったけど呑みに重みが増す感じで良かったです。

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魚料理は、油で揚げたような感じで、とりあえず骨が多かった。チジミは日本のと変わった印象はなかったけど、とてもおいしかった。

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お会計をしたら、2人で3000円ちょっと。

食事とお酒においては、日本とくらべると少し安い印象でした。
コンビニでマッコリの750mlが150円ぐらいだったので少しびっくりしました。

そんなわけで、また韓国の酒場攻めてみたいです。

 

www.seoulnavi.com

 

息もできない [DVD]

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謎のおじさんDJとの出会い - 元祖味穂(大阪)

先日、勝手にホームパーティーというイベントにDJとしてお誘いしさせていただきまして、大阪に行ってまいりました。

無事イベントを終えた次の日、一緒に大阪に行ったサマーボーイさんとタコ焼き居酒屋『元祖味穂』というお店で、タコ焼きやおでんをつまみにボンヤリとビールを呑んでいると、おじさんが店に入ってきて自分達と横の席を陣取った。

前髪がちょんとはねているオールバック、ヴェルサーチのロゴがばっちりのスタジャンをどっさり着込んだ出で立ち。顔は浅黒く、つぶらだけど鋭い目をしていた。

怖いおっさんだな〜と思っていると、自分たちに話しかけてきた。

「君たちどこから来たの?」と。

そんな感じで会話がはじまった。

「何しに来たの?」と聞かれ、「DJです」と答えると、おじさんは意気揚々と俺も昔やっていたとのこと。

そのおじさん曰く、昔ディスコでガンガンDJして(サタデーナイトフィーバーよりも前からとか)稼いでいて、今は芸能人のアテンドや育成、テレビ番組の制作をやっているようであった。名刺には芸名?プロデューサー名?ミスター〇〇と横文字が書いてあった。役職は取締役。

正直胡散臭いおじさんに絡まれしまったなぁ〜と思っていた。

しかし…

「DJはお客さんを楽しませなきゃあかん。自分の好きな曲ばかりではダメ」

「DJは持ち曲ないとあかん。曲をつくれ。DJだけでは食えへんし、自分の曲をDJでかければ盛り上げる」

「DJは形が大事。最近のパソコンでのDJはダメ。お客は何してるかわからん。わけあってパソコンで音楽を流す現場でもターンテーブルとミキサーは持っていった」

などなど、意外とまっとうなお話をしていたのですごいな~と感心しながら聞いていた。

そして、すごい人とお話できたのでは…!?と思いながら店を後にした。

宿に帰宅後、もらった名刺に記載された会社名で検索、なにも出ず。名前で検索したら、そのおじさわについて書かれていた数年前の記事が出てきた。

「最近は宇宙から声が良く聞こえるというミスター〇〇さん」

そんな記事であっけにとられた。なんだったのだろう…?と思いつつ、そんなミスター〇〇さんに正体について、サマーボーイさんとワイワイと語り合いながら、ウトウトとしてきたので床につきました。

 

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そんな街、大阪、また行きたいです。