めんどくさいオジサン

めんどくさいと言いながらいろいろやる趣味ブログ。最近は音楽制作とキャンプ。

私のファーストアルバム「YELLOW SOURCE」の告知!!!

どーも。「シン・ゴジラ」、「君の名は。」、「聲の形」最高ですね。

ところで10月30日、M3秋にて私のファーストアルバム「YELLOW SOURCE」をon sunday recordingsからリリースします。

 

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01.BAR
02.Track Maker
03.SAKE feat.GAMEBOYS
04.Summer Bucket List feat.Pinkey
05.Music Talk
06.24/7 feat. Keylight Distortion
07.都合良く生きる feat.きだはしや
08.Piano
09.理想の未来
10.独裁宇宙ステーション feat.Nerd Lab.
11.girl
12.休日 feat.KOITAMA
13.SAKE feat.GAMEBOYS (KOITAMA Remix)
14.独裁宇宙ステーション feat.Nerd Lab. (code4 Remix)
15.Track Maker (I.S.K. 哀愁 Remix)

Design by つとじ
Mastering by noine

 

 


[MV] Track Maker - イシズカケイ

 

ここから先、駄文です。

 

今回のHIPHOPアルバムの制作はひょんなことからはじまった。

20代前半ごろ、高校から連んでいたちょっと悪い友達とハードコアなHIPHOPユニットを組んでいた。トラックメーカー担当で。

ヴァギナなんちゃら…とか言う、キエるマキュウのおふたがたが「いいじゃん」と喜んでくれそうなとんでもなユニット名でした。浦和ベースとかで2~3回ぐらいライブもしたっけな。
詳細は忘れちゃったけど、ちょっとしたトラブルとか人生の岐路とか音楽性の違いとかもあって、自然消滅。
そこから10数年、たしか去年の冬ぐらいに、そのときのメンバーであり、ここ4~5年ぐらいご無沙汰の友人からLINEが届いた。

「フリースタイルダンジョン見ていて、またラップしたくなった、トラックつくって」
ざっくりそんな内容だった。よし!ヴァギナなんちゃらの復活だ!とはならず、これまた正直ちょっと面倒な案件だな~と思った。

「今アルバム作成中なのでそれが終わったらね」
みたいなちょっとした嘘というか言い逃れをして、その返事を濁した。
そんな嘘が誠になったというか、なんか作らないと気持ちが悪い!となったわけだ。

そんなわけで…
このアルバムはフリースタイルダンジョンがきっかけ!!!フリースタイルダンジョンがきっかけなんです!!!まじか。

 

とりあえず1曲つくろうと、トラックをつくりはじめた。ピアノの音をサンプリング、チョップして切ないトラックができた。そのトラックに自らラップをのせてみようと思った。いや…やっぱ辞めよう、いい歳だし。いやでも菊地成孔がラッパーに転向したのは50過ぎだし、でも知り合いに聞かれたくない。でもでもwaniwaveさんみたいなエモい歌詞を書いてみたい。でも…と葛藤し続けて。
HIPHOPが好きということとラップをするということには、ものすごく隔たりがあるんすね。そんなわけで赤面でマイクを握ったわけです。
その曲(理想の未来)は、声に生気がなく、リリックはさみしいおじさんまんまだった。とにかく下手。だけどなんか手ごたえがあった。自分に甘いのである。

 

そのあと本格的に平日は深夜まで、土日祝日はトラック制作に充てた。会社では常にボンヤリし評価を下げ、プライベートでは特に妻には少し退屈な思いをさせてしまった。
しかし、ただのサラリーマンデザイナーとして、つまらないWEBページを作成し、酒を呑み、スニーカーやシャツを買い、映画や漫画を消費する…そんな生活にハリが出てきた。まるで「マイ・インターン」の主人公のように。見たことないけど。
とにかく好きなことをやる!ということは素晴らしいことだと。

 

問題があった。まわりにラッパーがいないこと。まわりにいるのはサブカルとオタクとヘッズのみだった。自分の人生を悔やんだ。自分の安全圏内でしか交友関係を築いていないことに。自分に甘いのである。

 

しかたなく、Twitterでラップしてくれる人を募集した。
すると連絡をくれるとてもありがたい方々がいた。
調子にのって、気になってるラッパーにオファーなどもしてみた。
もちろんダメだった人もいたが、乗っかってくれる人もいた。とてもうれしかった。

インターネットは改めて改めてすげーと思った。

 

そんな過程を経て、15曲入りのアルバムが現在マスタリング途中で完成しつつある。

タイトルの「YELLOW SOURCE」は、和物のみでサンプリングというコンセプトでつけたタイトルだけど、結果的には自分の大好きな日本の音楽はもちろんのことながら、アニメや映画などを、ネタや世界観として日本の文化を込めた作品になっていると思います。

 

是非、手に取って聴いていただけたら幸いです。

そして、そのお金で早く酒を呑みたいものである。笑

その酒はきっと美味しいはず。

とりあえず、聴いてやるかって方おりましたら、リリースまでしばしお待ちください~。

夏用ミックス『さまーそるときっく 2016』についてちょっと解説!

お盆前のことですが、いつもお世話になっている内PEEEにて、夏用DJミックス『さまーそるときっく 2016』をリリースしていただきました。
前年までのテーマは、『男女でワイワイ!!憧れの夏の光景』という自分が体験できず、ルサンチマンを思いっきりぶつけたような内容だったのですが、今年はちょっとちがうテーマをつくることにしました。
そこで実際に自分が過ごした夏を再現しようと思い立って、どんな夏を過ごしたっけと思いだしたところ…

 

免許取り立て、深夜男だけで地元をドライブ!
カーオーディオからスヌープ!!もしくは妄想族!!
男だけでファミリーレストランにてオールナイト!!
ちょっと怖い先輩宅!!無駄に広いコンビニでたむろ!!!

 

そんな体験や光景でした。

そんな夏を恨み過ぎていたせいか?は謎ですが、実際にこの時期聴いていた悪めのHIPHOPは、一時期すごくダサく感じていて、まったく聴くことはなかったです。
ですが、自分も大人になったのか?おじさんになって懐古主義になったのか?とにかくスヌープを聴くとご機嫌になり、妄想族はまだちょっと苦手ですが悪い歌詞でいいね…ぐらいの感覚になりました。


そこでテーマは『夏・ヤンキー・車』と決めました。

 

当初は、『ヤンキー・車』をガンガン推していこうと思っていたのですが、ブックオフDragon Ashの『Viva la revolution』を見つけ100円でゲットし聴いてみたら、USヒップホップやさんぴん系の日本語ヒップホップしか興味ないふりをしながら、裏でDragon Ashケツメイシやキックザカンクルーなど聴いていたのを思い出し、そんなニュアンスを入れて行きたいと…結果ゴチャっとした印象になりましたが、これも味ということで。

 

自分的には、7曲目のAlex P. Body ~ IO ~Kool G Rapの流れが単純に気持ち良かったり…。
また、17曲のSMITH-CNの『Kids' Return』ってことで子供に戻りたい!みたいな感じから、Beenzinoの『Time Travel』。そしてパブリック娘の『Summer City』のリリックは未来からきた男の話だったりして、なんとなくSFつなぎだったり…。

そのへん聴きどころです。是非聴いてみてください。

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www.mixcloud.com

 

【TRACKLIST】

01. poivre / ASH dub
02. Dr. Dre / Lolo (Intro) feat. Tray-Dee & Xzibit
03. Jazz Dommunisters / DRIVE feat. OMSB, AI ICHIKAWA
04. R61BOYS / fit
05. DJ Quik / Dollaz + Sense
06. K-YO / 京浜ライダー feat. Kayzabro (DS455)
07. Alex P. Body / Can You Dig It
08. IO / Here I Am
09. Kool G Rap / My Life
10. Dr Dre / Next Episode (Kamil Remix)
11. PSYCLU / TOMMY DIGITAL - SNSHNE
12. イシズカケイ / Summer Bucket List feat. Pinkey
13. S.L.A.C.K. / 夢と現実の間
14. リトルトーキョー / サマーキラー
15. Mayer Hawthorne / Lingerie & Candlewax
16. C.O.S.A. / 6号公園
17. SMITH-CN / Kids' Return
18. Beenzino / Time Travel
19. パブリック娘。 / Summer City
20. PETZ, MonyHorse & JNKMN / mirage
21. KOITAMA / は思う。ずっときみのそばにいる。
22. Dragon Ash / Let yourself go, Let myself go

RELEASE: 2016
ARTWORK: イシズカケイ

SPECIAL THANKS: Barber Shop Boi

 

 

最後に収録させていただいたC.O.S.A.の『6号公園』を貼っておきます。今もっともカッコいい男の一人だと思います!

soundcloud.com

 

 

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

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初恋とはなんぞや

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黒過ぎるおでん - よしく(静岡)

先日、静岡に行ってきました。

途中、伊豆シャボテン公園に寄って、最近はまっているサボテンや多肉植物やだらだらしている動物を見たり、完成度が高すぎないゆるい雰囲気に和み、楽しすぎない感じが良い!と実感。

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そして、夜は静岡おでんを求めて、夜の街を少しぶらぶら。
青葉横丁という静岡おでんを出してくれるお店が密集されていた通りがあるということだったので、行ってみるととても良いバイブス。

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日曜日だったので、半分ぐらいお店が閉まっていて少し閑散としてた。それがまた地方の呑み屋街に来た感じ。思わずニヤニヤしちゃいました。

一軒目の入ったのが、『静岡おでんや おばちゃん』。比較的、新しくできたお店だったようで、チェーン店のような店内で安心して楽しめるお店でした。壁の張り紙に「青葉横丁で初の明瞭会計」と書いてあった、どうやら青葉横丁のお店は値段を提示していないお店が多いようだ。

まず、静岡割りってなんだ?と思って頼んだら緑茶ハイでした。

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はじめての静岡おでん。魚を削った粉をかけて食べるようです。うまい。

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店主だと思ったおじいさんが、店主の父親さんだったみたいです。程よい距離感で接客してくれて、リラックスして呑めました。

二軒目は、老舗が良いと一番提灯がボロい店に入ろうと通りを行ったり来たり。ちょうど同じボロい提灯のお店が二軒あったので、暖簾を見て古そうなお店へ。店名は『よしく 』。

店に入ると、乱雑な雰囲気。
「いらっしゃいませ~」というくたびれた店主は、すでに呑んでいるのか、呂律がまわっていない。
普段ならこういう空気感の楽しめるが、今日は妻がいるので、少しやっちゃったのでは…と恐る恐ると瓶ビールを注文。

おでん鍋を覗き込むと、汁が黒い。さっきのお店と全然違う黒さ。
そうしてると店主のおじさんが、スーパーに売っているような発泡スチロールの容器からゴソゴソと何かを出してきて「はい、お通しね」と。アジのお刺身にだった。これが予想に反して新鮮で美味しかった。妻も箸が進んでいて安心。ひとまず緊張がほどけてきた。
そのあと適当におでんを注文。黒くて見た目がなんだかわからないが、多分魚の練り物ような感じだったが味がすごく染みているし、はじっこのほう少し溶けている。大丈夫?っぐらい。大根は芯まで黒い。

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おでんをつまみながらぼーっテレビを眺める。店主のしょうもないユーモアに笑いながらあいのてを入れる。ビールを飲む。またテレビを眺める。

最高の時間。

会計を頼むと古いそろばんをはじき「○百万円ね(いくらか忘れた…)」と店主。「高いっすね!笑」とお金を払い店を出る。もう一軒はどう?と妻に言ったらお腹いっぱいとのこと。

今度は、お店が開いている週末に青葉横丁を行ってみたいと思いながら、帰路についた。


次の日、朝からおでんが食べられるという『まるしま』というお店があって行ってみたけど、ここも最高でした。

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