最近、家が心地がよくて、週末でも外に出かけることが少し減った気がします。
そして、わりと音を出せる環境にもなったので、DTMソフトを開くことも増えてきました。一時期は本当に開かなかったもんな〜。
曲を作るときは、基本的にラップのアカペラを自分の作ったトラックにのせて遊んでいるですが、それだと素材が尽きてきてしまうのと、頭の中のモヤモヤをブログや呑み会以外でアウトプットしたいな~とか考えていて。
そんな思いからラップにして出してみるのもいいんじゃないか……そんな経緯で恥ずかしさと闘いながら、妻が家にいないときを見計らって録音。1曲作りあげてみたのです。
このページをサンクラで開くと、リリックが閲覧できます。
リリックの内容は、GoogleとAppleが国家よりも力を持った近未来の話。
精密なビッグデータなどを使って社会を運営するのでリスクが少なくなって、すべての物やサービスにはユニーバーサルデザインが適用されて、人々が今よりものすごーく生きやすくなった世界。
情報は並列化されてフラットになり、景観とかも徹底的に管理されているので、どこの街も個性がありません。
そんな世界に住む一人のおじさんが、人工肉を食べながら、子供のときに描いていたサイバーパンク的な混沌とした未来像と完璧に管理された今を比べ、『昔に思っていた未来はよかったな…』とボヤいてるみたいな感じです。
ざっくりですが、片隅のデザイナーとして、UXや人間中心設計などの勉強したり、この手の手法やデザインが息詰まるところ、またIT業界に身を置いているので、インターネットができることが息詰まるところ、それは思っていたよりもつまらないものになるのでは。
そんな疑念やジレンマからの着想です。
ちなみにこの写真はとある駅で見た切符販売機です。
この販売機に象徴されるように…世界は複雑っぽいので、このリリックのような未来は確実に来ないとは思います。