めんどくさいオジサン

めんどくさいと言いながらいろいろやる趣味ブログ。最近は音楽制作とキャンプ。

夏休み放談 2023

41になりました。

サッカーアナウンサーの倉敷保雄さんのポッドキャストで、細江克弥さんが40代を「第一回疲れる時期」と言っていた。確かに仕事の家庭もそこそこな感じで満足はしているが、元気が出ないというか、つまらないというか、疲れているというか。

それから細江さんが言うように自分も「これからどうしようなぁ」という気分である。会社の業績も下がり、担当プロダクトも先行きが怪しく、それも相まって「これからどうしようなぁ」である。

今年は夏は、会う人会う人に「暑いですね」「子供ときはこんなに暑くなかった」と繰り返し、無難だから言っている気がする。そんな暑い日々を程よく遊んで過ごした。

 

7月に長男と二人きりで秩父行った。目的は自然にいるカブトムシ、クワガタムシらを自らの手で捕まえてもらうこと。このミッションは落ちていたカブトムシを子供は捕まえてあっけなく終了した。まあ子供が興奮気味でとても嬉しそうだっのが何よりだった。旅館での昆虫採集ツアーに参加し、他の家族と交流ができたのも良かった。ツアーの後に温泉に入ると、その家族がいて少しぎこちない会話(中国の方もいたりしたので)をそれはそれで楽しんで、子供らはすぐ仲良くなるから、それも微笑ましかった。

8月は一人で鎌倉へ美術館巡り。
吉村弘の企画展に行って、アートワークや楽譜、パフォーマンスで利用していた楽器(ただの空きカンを使ったものは面白かった)など展示してあった。吉村弘の若い頃の写真を見ると、音楽性は優しく穏やかだけどすごく尖っていた活動していたのだなと思った。

森山大道の企画展も行ってきて、ひたすら森山大道の怪しく力強い写真に浸った。森山大道の作品は脈略のない写真を平面的に並べて混沌を表現するのが狙いらしく、なるほどと納得した。

鎌倉の酒場と古着巡りも楽しかった。

 

印象的だったのが、家族で近場のプールに行った時のこと。長男を背中に担いで、流れるプールで流されている時間が妙に穏やかな幸福感があった。

それは自分が子供の時に同じ流れるプールで、父親の背中の上で感じたことと一緒で、なんだかとてもうっとりした気分になれた。