ナマズ釣りにうつつを抜かしながら、暖かくなってきて桜が散っても今年に入ってバスが釣れない日が続いた。
GWに多摩川
GWの中日、友人達と多摩川へスモールを狙いに出かけた。ぽつりぽつりと釣っている人は見かけたが、シャッドテールやミニクランクを巻いてもなかなか当たりが出ずポイントを変えていく。
堰下の激流ポイントで、あまり使わないシャッドテールを重めのダウンショットにして投げる。ゴツゴツした底を感じながらドリフトしていたら、コンコンと気持ちいいあたり。激流なのですごい重さでこれは無理かもなーと思いながら、なんとか岸まで引っ張ってきたらラインブレイク。それなりにでかい白い魚体だったので、ボラかシーバスかな。
ただこの日の釣りで、底周辺の釣り方でコツらしきものを掴んだ気がした。
GWに元荒川
GW後半は午前中のみだが、元荒川に入る。この辺りは中学生の頃、小バスを釣りまくったポイント。1匹40cmオーバーのバスも釣り上げており、思い出の場所だ。
この日はボラやハクレンの群れが下流から上流に向かって延々を泳いでいて、良い状況なのか?悪い状況なのか?全然つかめず、とりあえずワームをドリフトさせていったが無反応。
帰ろうか?と思いながらすれ違ったアングラーの方の「1匹釣れた」という言葉に元気が出たて、橋脚が粘ったが何も出ず。
対岸を打ったら帰ろうと橋脚の裏にドライブスティックのノーシンカーを流し込んで数十秒放置。糸ふけを取るため巻いたら、ラインが走り出した。先日のラインブレイクが頭をよぎり、落ち着いてドラグ調整しながら岸に寄せていく。魚体が見えバスを確信。ちょっと焦ってタモを使わずぶっこ抜いてしまったが、なんとか初バスを釣ることができた。 ちなみにパームスのモーラ入魂。
元荒川は何度も通ったから嬉しかった。
GW後に鬼怒川
連休中はそんなに休まなかったので、GW有給をとって初の鬼怒川へ。
最初に入ったポイントは堰と水門が絡む場所。堰近くは30分ほど藪漕ぎしたけど、まったく入れることができず断念。
そうしたら水門が空いていたのでそこで釣りをはじめた。早々高比重ワームを見にくるでかいスモール。これは期待できると食わせを意識したフィッシュテイルリンガーというシャッドテールもどきのワームをダウンショットにしてスローにズル引き、駆け上がり付近で当たりがありフッキング。決まった!と思って巻いていたら全然巻けない。ドラグがゆるゆるだった。でドラグをキツくしたらこれはキツすぎー、そんなことをしてたらバレてしまった。
その後、別の堰に行ったら何もなし、いかにもナマズがいそうな用水路を見つけてトップを投げたがカエルしかかからなかった。
久々の1日釣行で釣れなかったから悔しい日となった。
5月中旬 ご近所
5月中旬、近所の川の状況はどうか?と調査がてら久々の早朝チャリンコフィッシング。去年実績のある地形変化のあるポイントを確認したら小魚がついていた。これはと思い、そのポイントにワームがうまく入るようにドリフトさせて、ズル引きしたりちょっと浮かせたり。そんなことしてたら2投目で釣れた。狙い通りだったから釣りがうまくなった錯覚。そんなおのぼりな心を楽しんだ。4時に起きて良かった。
5月中旬 古利根川
なんとなく気になっていた古利根川に午前のみ。
ポイントは全然わからないので、釣り人ブログの写真を参考にgoogle mapを使っておそらくここっていうポイントに。5時ごろ着いたら他のアングラーも入ってきたのでブログのポイントは合っているかわからないが少なくとも、釣れるポイントなのかもと釣りを始める。そうしたら岸際を泳ぐバスを見かけたので、ここは釣れると確信。
この日もノーシンカーワームをドリフトさせ続けたが何もない。もっとベタ底の方がいいのかなと思い、使い慣れないフリーリグに変更。そうしたらビクン!という当たりがありでも乗らなかった。
ポイントを移動したら良さげなブッシュカバーを見つけ、そこには小魚を群れ。そしてバスがゆっくり泳いでるのが見えた。カエル系のワームに変えて水面を泳がせたがスルー。もう一度!と急いで回収したらワームが草に引っかかり、バスはどこかに行ってしまった。また別のカバーで水面がモワーンしたのでワームを投げたら雷魚が見に来たあと、どこかに行ってしまった。サイト難しいし、ブッシュカバーをむずい。
もうダメ。帰るか?やる気をなくしアバウトに橋脚周辺を打つ。底の障害物(たぶん水草)にひっかかり、抜けたところでまた重くなった。また根掛かりかなと思っていたらギューンと生体反応で遅めのフッキング。あまり引くのでなかなか寄せられない。寄せてもまた沖に行ってしまう。こんな重い引きはおそらく鯉かな?と思いつつ、2分ぐらいファイトしていたら黄金の魚体。スモールだ!と一気に心拍数があがる。なんとか岸際で寄せてきたところでランディングするぞとなったらラインブレイク。この瞬間がスローモーションでした。バチンとラインが切れる瞬間が見えた。
諦めず咄嗟に素手でキャッチ。この思いっきりと瞬発力は、陸王 2016年の川村光太郎のダイビングキャッチを見ていたからだと思う。普段は運動神経ゼロ、体が動かない中年なので。
片手で持ったら今までない重さでサイズは48cmでした。急に心拍数上がったら少し具合が悪くなったわ。ちなみにルアーはシュリルピン。
ここ最近の釣果はOSPのドライブスティックとノリーズのシュリルピンなど、ピンテール系ワーム。共通点はフォールが艶かしいいかにも魚という動きをしているタイプ。逆にドリフトに良いとされるイモ系はなかなか釣れないな。
ピンテール系はこの時期だからこそ効くのか?(小魚多いし)たまたまなのか?とりあえず続けて使っていこうと思う。
そういえば最近読んだ釣りの本で、ルアーの動き良さやアクションの付け方のうまさよりも、魚の違和感を排除していく方が魚は食うのでは?という問いがあって、魚は食うのはルアーを動かしているタイミングではなく動かしていないタイミングなのかもしれない(ラインスラックが出ている状態)というような内容が書かれていて、それを読んでからあまりルアーを動かし続けないとか放置する時間が長めにすることを意識するようになった。この意識が釣果につながっているかわからないけどね。何もわからないけど釣りは面白い。